精液は汚いものではない

精液
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思春期の頃の潔癖症

思春期の頃の話ですが、筆者は精液を汚いものと思っていた時期がありました。夢精した後、パンツの中にドロドロの液体が付着していて、鼻につく強烈な匂いを放っていたので、そう思うのも自然だったのかもしれません。そしてオナニーを覚えた後は、それが何か後ろめたい行為のように感じ、射精した後の手が汚いような気がして石鹸で何度も洗ったものです。間違って精液が手についてしまった時はそれこそ大騒ぎでした。大人になるとセックスでペニスを口に含んだり、精液を飲んだりすることがあると聞いて、何て汚いことをするんだろうと思ってました。

そういうことは思春期の頃には割とよくあるようで、別に珍しいことではありません。しかしそれが極端になるとドアのノブをはじめ、自分の手を触れた物が汚れている気がしたり、自分自身が不潔な人間のように感じて他人とのコミュニケーションにも支障を来すようになります。つまり自分はオナニーという不潔な行為をする人間だということが許せないのですね。そういう状態がいわゆる「潔癖症」と呼ばれる病的な状態になります。

精液はとても純粋なもの

しかし精液は排泄物ではないのですから、汚いものではありません。その成分はほとんどがタンパク質であり、亜鉛などのミネラル分や酵素も多量に含まれています。きわめて栄養豊富な液体と言って間違いではありません。本来は子孫を残すために不可欠なものですから、何よりも優先順位が高いのです。そのため、たとえ体が飢餓状態になったとしても他の部分から削ってでも一番良質な材料を精液のために使おうとします。精液とはそのくらい純度の高い体液なのです。

精液の主成分は睾丸で作られる精子と、前立腺や精嚢から分泌される液体でできています。これらはすべて体内の器官であり、外界とは完全に隔離されています。ですから精液の中に雑菌が入り込む余地はなく、尿道から出たばかりの精液は完全な無菌状態です。当然、飲んだとしても全く害はありません。人間の体液の中で最もきれいなのが精液だと言えます。

ただ精液はおしっこと同じところから出てくるため汚いと思っている人も少なくありません。特にペニスをフェラチオすることに抵抗のある女性はそれを理由とすることが多いようです。しかし尿はもともと血液を濾過したものですから汚いものではありません。排泄物といっても大便とは全く違うのです。完全に体内由来なので無菌状態であるし、飲んでも人体に害はありません。実際に自分の尿を飲む「飲尿療法」が一部では行われています。

結局、精液も尿もすべて体内で作られたものですから全く汚いものではないし、その出口であるペニスも汚いものではありません。よくトイレに行った後、手を洗わないと汚いと言われますが、それはペニスが汚いと思っているからです。でも本当は手の方が細菌だらけでよっぽど汚いのです。本来ならばペニスに雑菌を付けないように排尿の前に手を洗うのが正しいのです。

ただ、そうやって精液は汚くないと頭ではわかっていても、いざ射精すると不潔感を拭えないものです。それは射精後急速に冷静になるという男性特有の生理があるからです。そのためオナニーという行為に罪悪感や不潔感、そして自分自身への嫌悪感さえ生まれてしまうのです。

潔癖症を克服した方法

筆者は今でこそ自分の精液を飲んでしまうほど精液大好きになってますが(笑)、思春期の頃はやはり精液が汚く感じ、オナニーという行為への不潔感に悩んでました。そんな僕がどうやって不潔感を克服したのか、ちょっとお話してみましょう。

初めに書いたように、思春期の頃は精液を触ることさえできなくて、間違って手についてしまったらちょうど大便がついたくらいの大騒ぎで何度も何度も石鹸で洗いました。変な匂いがしないか気になって仕方がなかったのです。そんな状態でしたが、高校生のころちょっと手につけてみようと思うようになり、ほんの少しですが指につけてみました。その頃はもう大騒ぎするほどではありませんでしたが、やはりその後念入りに手は洗いました。

そして次にやったことは、お風呂の中でオナニーをして手のひらに射精してみました。もちろん最初から最後まで全部受け止めるのです。これはかなり勇気が要りましたが、お風呂なのですぐ洗えるという気楽さがあり、割とすんなりと実行できました。手のひらに感じる精液の生温かさが気持ちよくて、何度も繰り返すうちに精液への嫌悪感が薄れ、親しみに変わっていきました。

大学生になった頃には全裸になって仰向けで射精し、腹の上に発射することをやり始めました。時には胸や顔まで飛び散ることもありました。ペニスを握ったままの手にも当然ベットリと垂れてきますし、陰毛にもまとわりついて後始末が結構大変です。でもその頃にはもうそんなことは気にならなくなってました。汚れることを気にしてたら気持ちよくなれないんです。思いっきり自分の体にぶちまける開放感にやみつきになっていきました。

そして最後に行き着いたのが精液を飲むという行為です。最初に挑戦したのは25歳くらいではなかったかと思います。それまでも何度も飲もうと思ったことはありますが、射精後の精液を見てしまうと気持ち悪くてどうしても飲めませんでした。これ男性なら誰でも経験ありますよね?

そこで意を決してペニスから直接口の中に発射することを試みました。いわゆる「まんぐり返し」という方法ですが、詳しくは下の記事をご覧下さい。

自分の精液を飲む
僕は自他共に認めるザーメンマニアです。勃起したチンポから発射される白濁液が好きでたまりません。20代の頃から精液を溜めたり体にぶっかけたりしてきましたが、最終的な目標は自分の精液を飲み込むということでした。自分の体の中から出てきたものを再び...

何度目かの挑戦で初めて飲み込むことに成功したときは「ついにやった!」という気分でしたね。決して美味しいものではありませんし、やはり後悔したり口をすすいだりするのですが、自分の精液をお腹の中に入れたという昂揚感で不思議と満ち足りた気分でした。これができるようになると本当の意味で自分の体が好きになるということなんだと思います。自分の体から出たものだからこそ愛情を持って受け入れることができるんです。

別に精液を飲むことをすすめるわけではありませんが、精液が汚く思えて仕方ない人は一度は勇気を出して飲んでみた方がいいと思いますよ。自分が汚いと思っているものを愛するパートナーに飲ませるなんてやっぱりおかしいでしょう? もう一度言いますが、精液は自分の体の中で作られたものですから全く汚いものではありません。そして何よりあなた自身がその精液から生まれてきたのですから。

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