会陰オナニーというのはドライオーガズムを得るための特殊な方法のように思われていますが、ここで言う会陰オナニーとはそういうことではなく、通常のオナニーのバリエーションと考えられるものです。つまりペニスだけでなく、会陰も性感帯として利用しましょうということです。
実は僕自身、オナニーを覚えた中学生の頃からまさにその方法をやっていました。つまり自分にとっては会陰オナニーが標準的な方法だったのです。きっかけとなった実体験は下の記事に書いています。
その時やられた方法がまさに会陰オナニーだったのですが、それをそのまま真似してオナニーに目覚めたわけです。おそらく会陰を刺激されたのは射精を早めるためだったのだろうと想像しています。会陰をうまく利用すれば遅漏気味の人でも射精を早めることができ、快感も高まるものと思います。
会陰とは
上の図で陰嚢と肛門の中ほどの部分を会陰(えいん)と言います。指で押さえてみると骨のない柔らかい部分があり、押し込むと少し中まで入る感じがあります。
この部分には射精に関わる重要な神経や筋肉群が集中しています。またその奥には前立腺があるため、強く押さえると間接的に前立腺を刺激することもできます。したがって、ここを刺激することで射精を誘発したり、快感を増進する効果が期待できるわけです。
前立腺に意識を集中させる
別の記事で書きましたように、射精時のオーガズムは前立腺から発生していると考えられます。前立腺は射精時に収縮して精液を送り出すポンプの役割をしているため、この収縮が快感として感じられるわけです。
しかし前立腺というのは体の中にあって普段意識することはできません。肛門から指や器具を入れて直接刺激する方法もありますが、あまり一般的とはいえずアブノーマルオナニーの部類に入ります。そこで会陰を利用するのです。会陰そのものは別に気持ちよくありませんが、強く押さえることで間接的に前立腺が刺激されます。そのことによって前立腺に意識が集中するため射精時の快感がより高まる効果があります。
勃起力を強化する
会陰を刺激する副次的な効果として勃起力も高まります。会陰の奥にはペニスの根元を取り巻いている球海綿体筋という筋肉があり、勃起にも深く関わっています。会陰を指で押さえながら尿道の奥の方に力を入れると球海綿体筋が収縮してペニス全体がグッと奥の方に引き込まれるような感覚があります。このとき血液がペニスの方に流れ込み、亀頭がさらに膨張します。射精の快感は勃起力とリンクしているため、勃起が強力になるほど快感も高まります。
会陰オナニーの方法
会陰オナニーといっても特別なことをするわけではありません。訓練すれば会陰の刺激だけで射精できるようになる人もいるのかもしれませんが、普通はそれだけで射精することは不可能です。ですから通常のペニス刺激に加えて会陰の刺激をプラスするだけのことです。
やり方としては、利き手でペニスを刺激しながらもう一方の手の人差し指と中指で会陰をグッと押し込みます。ほとんど感じないと思いますが、前立腺のあたりにボンヤリとした快感が灯るのがわかるでしょう。押さえるだけでは感じないという人はペニスの刺激に合わせて会陰もリズミカルに強弱を付けて圧迫してやると良いでしょう。このとき両脚は閉じるのではなく、大きく股を開いた方が気持ちよくなります。
ペニスの刺激は竿を握って上下させる方法ではなく、亀頭をつかんで上に引っ張るようなやり方が理想的です。いわゆる亀頭オナニーですが、僕は初めからそうやってきました。これは感覚を亀頭と前立腺に集中させ、快感を高める効果があります。
気持ちよくなってくると球海綿体筋がひとりでに収縮するのがわかります。亀頭はパンパンに膨らみ、先走り液がどんどん溢れてきます。今にも射精しそうになったらペニスへの刺激を最小にしてゆっくりと射精を迎えてもいいですが、慣れてくれば会陰を強く押し込むだけでも射精に達することは可能でしょう。
射精の直前、球海綿体筋が強く収縮してペニスが奥の方に引き込まれることがわかります。射精が始まってもできるだけ会陰から手を離さないようにしましょう。指で押さえていると精液の射出に合わせて球海綿体筋がドクッドクッと力強く収縮していることがわかります。それはまさに前立腺の収縮とも同期していますから、そこに意識を集中することでより快感が高まります。